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USPブログ

ドミノピザのUSPは、USPではありません

よくUSPの事例として取り上げられるドミノピザ。
「おいしいピザを30分以内にお届けします。遅れたら50セント引き!」
ですが、USPブログの読者のみなさんに、強く言いたい!
あれは、USPではないんです。

ことの始まりはアメリカのドミノピザが行った
キャンペーンに由来します。

当時、デリバリーは時間がかかるもの
というのが世間の常識でした。

そこでドミノピザは
「とにかく、すぐに、なんか食べたい!」
という顧客の欲求に応える強いメッセージとして、
「30分以内にお届けします」
と打って出たワケです。

そこからドミノピザの売上は急上昇⤴
となったのですが、そんな輝かしい日々も
長くは続きませんでした。

ほかのデリバリーピザ店も右へならへとばかりに
同じようなメッセージを広告に使いはじめたのです。

「30分以内に届かなかったら、半額です」
「もしも30分を遅れたら、無料です」

これはUSPとは対極の考えにあたるコモディティ
他社と「大差がない状態」です。

それに追い打ちをかけるように
デリバリースタッフが配達を急ぐあまり
交通事故が多発。

けっきょく、これ以上「30分以内サービス」
を続けられなくなりました。

このように、自社の強みに紐づいていない
メッセージを発信しても、
他社にマネされたり、
もっとスゴイことをやられたり、
あっという間に価値ではなくなってしまいます。

とくに中小企業のビジネスオーナーが
ドミノピザのようなUSP風のUSPで勝負に出ても、
すぐに劣勢に立たされ
そして僕は途方に暮れる状態。

USPとは、
自社の強みに紐づいた「顧客への価値」提案です。

USPをつくるには、自社の魅力、特徴、経験、評判など
強みを棚卸しして、
どんな価値を提案できるのだろうか
と考えることが最初のステップになります。

いきなりUSPを考えようとすると、
強みの棚卸しが不十分で
USP風USPにしかならないので
気をつけてくださいね。

手づくり風弁当と、手づくり弁当の差ぐらい、
USP風USPと、USPはまったく違うのですから。

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