15Nov
街を歩けば、USPに当たる。
というぐらい、意識して生活すると
いろいろなUSPに気づきます。
今回は汐留で見かけた
ちょっと惜しいUSP
についてお話ししますね。
写真の通り、「有精卵のプリン」
という店頭ポスターに目が留まってしまいました。
職業病なんでしょうね、もちろん
じっくりコピーを読んでしまいます(笑)
しかし、読み終わった後の感情は
「で、有精卵プリンって、けっきょく何がいいの?」
というこの上ない消化不良感でした。
以前もブログでお話しさせていただきましたが
USP:Unique Selling Proposition
(独自のウリ、他社と差別化できる強み)があっても、
商品が選ばれることはほぼありません。
UVP:Unique Value Proposition
(自社の強みに紐づいた「顧客への価値」)があるから、
選ばずにはいられなくなるのです。
※ブログ「USPを、UVPへ」
http://synchro-k.com/wordpress/2016/09/07/003/
つまり、有精卵プリンを食べると、
どんないいことがあるのか
という価値が描かれていないんです。
たとえば、タンパク質の品質が超よくて、
アスリートの栄養補給にいい。とか。
味が濃厚で、深みがあり、
グルメなマダムに贈ると喜ばれる。とか。
有精卵プリンって、
そんないいことがあるのね
という価値の提案が勝負どころなんです。
いま、モノも情報もあふれている
成熟社会において、
目立つだけでは戦力不足。
目立つし、価値があるという
UVP訴求型のコミュニケーションによって、
あなたの商品・サービスは
顧客にとって
なくてはならない存在
として認識されるのです。
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